紙飛行機

言の葉を折り畳んで

「ジャニヲタ」はやめられるのか

 
お久しぶりです!いえーい!
ここ半月くらいうだうだ考えてたことがあって、色々な方の意見を見たり聞いたりしてるうちにあ、これは自分にも当てはまるなとかここは考え方が違うなとかをたくさん発見してそれはそれは思考的に有意義な半月でした。見た目はスマホ見てだらだらしてるだけですけど。
 
考え過ぎた結果、タイトル通り「ジャニヲタ」をやめることができるのかってところまできました。1人で考え込むほど突飛なところに着地するのは私あるあるです。
 
 
そもそもの始まりはV6のコンサートでした。
有り難いことに友人が当選し、ずっと行きたがってた私を誘ってくれました。直前でかわいいからという理由でペンライトを購入し、ワクワクしながら開演を待ちました。
驚きました。驚くほどに自分好みのステージでした。音に、光に、映像に、特効に、そしてステージの形までも工夫が凝らされていてただ、圧倒され続けました。大好きなシングル曲を間奏までちゃんと踊ってくれたことに感動して涙が出ました。特別なファンサをするわけではないけど目を合わせて笑顔で手を振ってくれるだけで幸せになりました。ドームクラスとアリーナクラスのコンサートは広さと掛けてもらえるお金が違うから仕方ないと思ってた私の考えは見事に覆されました。代々木でドームクラス以上に素晴らしいものは作れるんだとこの目で見て実感しました。
 
そして、楽しかったで済ませればよかったのについ考えてしまいました。定価で1回入っただけでこんなに満足できるコンサートがあるのに自担を見るために高いお金を出して複数回入ってる自分の行動を。もちろん今回は友人が強運で私に何か力があったわけではないので例外ですが。
 
急に我に返って自分のヲタ活を振り返り始めました。
最初からこうだったわけではないのに現場が決まるたびに金銭感覚は狂っていき、チケット代やカードの返済に追われて好きな時に旅行にも行けない大学生活を送っています。1ヶ月休まず働いて手に入れたお金は自担にファンサをもらえる(かもしれない)席のチケ代にあっさり消えてなくなりました。結局皺寄せは自分に使うお金のところに来てます。今まではそれで良かったんです。食べたいもの飲みたいものを我慢して、欲しいアクセサリーを我慢して、欲しい香水を我慢して、それでも現場に行ければ幸せでした。
 
先人の意見を聞いてみるべしと今まで避けてきたヲタ卒した人やヲタ卒したい人の言葉を見てみました。
まず違うな、と思ったのは自担に嫌気がさした、とかヲタ友との関係がめんどくさいとか。自担は大好きでずっと応援していきたいし、一挙一動ちゃんと見ていたい。嫌気がさすような手を抜いたテキトーな人ではないことは分かってます。常に全力で頑張ってるとこ好き。大好き。現場に行きたくないや行っても楽しくないとも思いません。わたしをこの世界に縛り付けてるものは間違いなく現場なので。
ヲタ友との関係はすごく好きです。会ってご飯食べたり遊んだり1日中DVD見たりするのは楽しいし、みんな大好きで同じくらいの度合いのヲタクだから私がヲタクをやめたら疎遠になるかなって考えるだけで寂しくなります。
 
次に納得したヲタ卒の動機。
ジャニに貢いでその狭い世界で生きていて、周りを見てまだいけるだろうと思っても気付いたら未婚のまま結婚適齢期を過ぎている。そうなっても時間は取り戻せない。優良物件は社会人2年目までには売れ切ってしまうのにその大事な期間をジャニに貢いで何になる?ってこと。彼氏は欲しいし結婚だってしたいし子供も欲しい。一般的な幸せを掴みたい。そのためには遅いかもしれないけどそれに気付いた今から努力しないとって思い始めました。
ジャニはこちらがいくら金と時間を使っても人生に必要なことは何もしてくれない。葬式には来てくれないし婚期逃しても責任はとってくれない。カテゴリーは趣味だからそれが当然。でも趣味に圧迫されて人生を棒に振るなんて馬鹿馬鹿しいなと。
そして親孝行もできない娘のままでいるのは申し訳なくなりました。今やめれば初任給でご飯をご馳走してあげられる。温泉にも連れて行ってあげたい。コツコツお金を貯めれば自分の生活を成立させながらそういうこともできるんだと気付きました。
 
正直、初めて心からヲタ卒したいと思いました。
自担は好きだし現場も好きだけど趣味の域を超えてしまった今、この生活の欠陥に気付いてしまった今、このまま同じことを続けてはいけない。「ジャニヲタ」をやめたい。
 
金銭感覚が身を滅ぼしかけるほど狂ったのはここ2~3年のことで、グッズやDVDなどに躊躇せずお金をかけ始めたのは6~7年前。幸いヲタ関係以外の財布の紐は人並みなのでここの出費を減らせば少しずつ貯金もできるようになるかな。
今までのことは後悔しません。間違いなく楽しかったし幸せになれた。でもここでの幸せは掴み取るのではなく、向こうからやってくるのを待とうと思います。
アイドルは好きだからコンサートにも舞台にも行きます。うちわを持ってペンライトを持ってキラキラした世界を見ることはそう簡単にやめられません。でも行きたいなら自チケで。飽きるほどの回数は行かない。優先順位を考えて本当に行きたいのか吟味する。意地と見栄は張らない。
雑誌やDVDを手当たり次第買うのもやめました。最初は手元にないのがきつかったけどすぐ立ち読みで満足できるようになりました。
少年収に行くのもやめます。確実にテレビで見れるものでコンサートとは別物だから。
毎日見てた少クラやコンサート映像をやめたら時間がたくさんできて本を読んだり、寝る前にストレッチしてリラックスしながら早寝できたりいいこと尽くめで習慣にしたいです。
自担のことを考える時間を減らしても特に支障はありません。
これからは自分の今後の人生の為に、今までヲタ活を言い訳にやってこなかった数多くのことを経験して、人として恥ずかしくない大人になります。
ネイルサロンで綺麗にしているお姉さんを恨みがましく見る人生ではなく、定期的にその入口を通れる人になりたい。
こんな私を見離さずにいてくれる大切な人たちに時間とお金をかけられる人になりたい。
 
「ジャニヲタ」をやめて「ファン」になる。
これが私の出した結論です。